■着席するとき
係の人が椅子を引いてくれる場合には、右の方から引いてくれますので、椅子の左側に立って腰を下ろします。
自分で着席する場合も同じ左側から椅子を引きます。
なお、食事中の給仕の人の料理などを運ぶサービスは、着席者の左側のうしろから行われるのが通例です。
■ナプキンの使い方
テーブルに飾り折りで用意されているナプキンは、料理が出るころを見定めて、膝の上に広げます。
この場合、ひろげたままでなく、折って膝の上におきます。
また、口を軽くぬぐうときは使いますが、汗をふいたりすることには使いません。
中座をするときは、ナプキンは軽くたたんで椅子の上に、食事が終わって退席するときは、テーブルの左側におきます。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
中華料理の食べ方についてですが、特別にむつかしいマナーはありません。
ただ、箸を使うということで、その使い方については、和食の場合と同じ注意が必要でしょう。
取り箸がなく、各人の自分の箸で料理をとる場合には、別に返し箸にする必要はありません。
返し箸は、かえって座をしらけさせます。
もっとも、自分の箸ですので、できるだけ汚さないようにしておきたいものです。
スープは音を立てないように食べます。
なお、取り皿が汚れてきたり、カラがたまったりしたときは、適当に取り替えます。
取り皿を口元の方に持っていって食べてはいけません。
皿はテーブルの上に常においたまま食べてください。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
■器のふた
汁碗などのふたものは、左手でお碗を押さえて右手でふたの糸底をつまんで取り、ふたを上向きにして右側の器は膳の右側へ、左側のものは左側におきます。
あつい吸いものなどで、ふたが離れないときは、左手で碗の向こうと手まえをはさむようにして押すと、ふたは取れます。
日本料理では、あたたかいものはさめないうちに食べるのが礼儀です。
汁ものでは、お碗を両手で持ち、最初に汁を、音をたてずに飲み、一度碗をおいて箸を持ち、次に中の具と汁を交互にいただきます。
■日本酒
日本酒をついでもらうときは、盃を右手に持ち、左手を糸底にあてていただきます。
お酌をされたら、一口つけるのがマナーです。
いただいてすぐ盃を置くのは失礼にあたるのですが、まったく飲めないときは、あらかじめ断るか、あるいは、いただいてから口をつける真似をしてから盃をおいたらよいでしょう。
乾杯のときは、下戸の人の盃も酒が注がれますが、格好だけは合わせて、お碗のふたなどにそっと空けて盃を伏せておきます。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
自動車の場合
(1)運転手がいるとき
後部の、運転手のうしろの窓ぎわが一番の上席、その反対側の窓ぎわが二番、真ん中は乗り心地の関係で三番目の席です。
最後は、前部の運転手の隣の助手席になります。
もっとも、車内で特別の話をする必要の場合には、周囲の了解を得て席次を変えることもあります。
また、女性がただ一人後部の真ん中に座ることも考えものでしょう。
(2)目上の人が運転する場合
うしろの座席では失礼にあたることもあるので、助手席に座るようにします。
(3)女性の車の乗り方
女性は優雅に乗り降りしたいものです。
乗車するときは、まず、車に対して斜めうしろ向きで車の座席に浅く腰をおとし、頭を車内に入れ、両足をそろえたまま車の中に入れます。
スカートや和服の裾を乱さないように心掛けるのです。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
挙式の打ち合わせをする上で、本人たちや両親との間で意見のが違ってしまうような時には、媒酌人は、若い二人の考えや立場をよく理解し、両親の意にも沿えるよう、理をわきまえて、うまくとりなさなければなりません。
二人が結婚した後にも、さまざまな問題が起こるでしょう。
そんなとき、媒酌人は、結婚生活の先輩、人生の先輩として、その経験をかてに、良いアドバイスをしてあげるのです。
頼まれ仲人でも、自分からすすんでお世話した場合でも、媒釣人をまかされるということは、たいへん名誉なことなのです。
媒酌人は、両家の格式にふさわしい人、社会的地位の高い人など信頼できる人にお願いするものなのですから。
媒酌人を頼まれたら、自信を持って、その舞台に立ちましょう。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
媒酌人の役目というと、未婚の男女に縁談を持って来たり、結婚式や披露宴の準備に尽力したりすることとは誰もが即座に思い浮かべます。
そして、『あんなことは世話好きのすることだ。』と思いがちです。
確かに、そうかもしれません。
しかし、今一度、媒酌人の持つ、ほんとうの役割を考えてみましょう。
媒酌人が、結婚式前後の準備に手を尽くすのは言うまでもありません。
また、それが主な役目なのですが、表面には現われない、もっと重要な役割も持っているのです。
たとえば、挙式前には、披露宴の形式、挙式の日取りなどを打ち合わせるのですが、その際、結婚する二人と両親の間で意見の違いが生じるのは、ままあることです。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
玉串奉奠は玉串を両手で受け、新郎新婦は一緒に神前に進み出ます。
一拝してから玉串を時計回りに回し、玉串を立てるようにして祈念を込める。
左手で玉串の根もとを時計回りに回して、根もとを神前に向けて供え、それから二拝二拍子を打ち、さらに一拝して席に戻ります。
指輪の交換は、神前から三方にのせて巫女の持ってきた指輪を、まず新郎が新婦の薬指にはめ、つぎに新婦が新郎の薬指にはめます。
場合によっては媒酌人が新郎に、媒酌人夫人が新婦にはめることもあります。
三々九度の盃は、飲めない人は飲むまねだけでもよいのです。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
神前結婚式の次第と心得
係員の先導で、まず新郎側が、つぎに新婦側が入場する形式と、新郎と媒酌人、新婦と媒酌人夫人を先にして両親、参列者と両側につづいて入場する形式とがあります。
着席は血縁の濃い者を上座とします。
神前結婚式はつぎの次第で行なわれます。
(1)一同起立(2)神官修祓(おはらい)(3)神官祝詞奉上(4)三献の儀(三々九度の盃)(5)指輪の交換(省略することもある)(6)誓詞奏上(新郎または媒酌人)(7)新郎新婦の玉串奉奠(8)媒酌人夫妻の玉串奉奠(9)親族一同結杯(固めの盃)(10)神官祝辞(11)神官神職退出(12)一同退場
新郎新婦の心得ておくことは玉串奉奠・指輪の交換・三々九度の盃でしょう。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
新郎新婦が聖壇の前に並んで立ち、仲人夫妻(また、男女の証人)がその両側にすこしさがって立つと、壇上の司式者は、〈わたしたちはいまここに集まって、神と証人との前において、この男女の結婚式を挙げようとしている〉と述べ、結婚の神聖であることを説いたうえ、新郎新婦にむかって、
〈あなたがたは、みずから省みて、この婚姻が道にかなわないものであると思うなら、いまただちに明言しなさい。
神のことばと良心にそむいて婚姻するものは、神のゆるしたもうところではないからです〉
と問い、ついで、会衆にむかって、〈この婚姻が道にかなわないものであることを知っているものがあるなら、いまここに明言しなさい。
そうでなければ、後日、この婚姻に対して異議をはさんではなりません。〉と問います。
これに対し、列席者が無言で異議のないことを示すと司式者は、異議のないものとして、式をすすめます。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
二十四節気は黄道(太陽の軌道をあらわす大円)を十二に分け、太陽がその境目を通るときを節(節気)、中央を通るときを中(中気)といい、春の初め(太陽が南から北へ通過する春分点からの角距離が三一五度の時)をもととして立春、雨水、啓蟄などと名づけたものです。
立春は正月(1月)節、雨水は正月中、啓閏は2月節となり、春分の月を2月、夏至の月を5月、秋分の月を8月、冬至の月を11月の中とし、閏月は中気を含まない月とします。
春(立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨)夏(立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑)秋(立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降)冬(立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒)八十八夜や二百十日は二十四気節ではないが、立春から数えると太陽暦と合致し、彼岸、土用、入梅などの雑節も同様で、農事暦は完備です。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
お七夜は、前述のように出産を祝う産養いのうちで、赤ちゃんの名まえを披露する儀式も行ないますが、"巣立ち"といって、産婦の祝いを主とする土地もあり、産婦も席につくわけで、さらには"孫祝い"ともいって、里からの正式の訪問の機としたりもします。
したがって、その祝い膳の内容や集まる人の服装なども、親しい身内だけで行なうか、近隣や知己も招くかによって違いますが、和風料理にかかせないのは、お頭つきとサシミです。
お頭つきは頭尾がついている魚で、首尾を全うさせようとの願いをこめしたものです、タイのほか、ハク、オボコ、イナ、ボラと、大きくなるにつれて名のかわるボラなども出世魚として使い、サシミは三つ目、五夜目、お七夜にあやかって、前方から三、五、七きれの三列につけます。
なお、招かれて持参する贈り物は、産婦のよろこびそうなもの(栄養物など)を選びます。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
白木の台を置いておく床の間
白木の台は塗料をぬらない、木地のままの材でつくった台で、その清浄な感じは、こうした初々しい行事にはもってこいです。
さて、この白木の台は、名まえが披露されるまでは、日本建築ならば床の間に飾っておかれます。
床の間は座敷の奥床を一段高くし、正面の壁に書画の軸などを掛けて、床板の上に置き物、花瓶などを飾るところですが、実際的には床の間の前、すなわち床の間を背にした場所が重要です。
つまり、主人よりも上位の人が来られたとき、とくべつの座席をもうける必要上、座敷の正面の奥をそれに当て、もとは寝床であったところに、布袋さんを安置したりしたのが、次第に今日の書画鑑賞形式の床の間に発達していったのです。
もっとも近ごろでは洋服ダンス代わりにするご家庭も多く、迷惑がる客人を押し上げてすわらせないでも、いきなり床の間を背にする娘さんもいるといいます。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
現行の婚姻適齢は男満十八歳以上、女満十六歳以上といっても、このような成文上の制限は最低限をしめすもので、慣習上の婚姻適齢が、これよりはるかに高いことは一般的な常識です。
もちろん、なかには非常に早く父となり、母となって、丈夫で元気な赤ちゃんを育てる人もあるが、厚生省が昭和四十年から四十五年までの六力年にわたってしらべた統計によりますと、日本人の結婚年齢(わたしたちは結婚しましたと、届け出た夫婦の年齢を平均したもの)は、男二七・二歳、女二四・二歳となっています。
このくらいになれば、肉体的にも精神的にも、経済的にもまあまあというのでしょうが、三十歳前後になるまで、あらゆる意味において、結婚のことなどそう考えず、それでいて心身の発育も、頭脳の働きも申しぶんなくて、経済的にも何ということのない人もあったりするのが現実です。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル
席に着く時は、たとえ面識がなくても、周囲の人に会釈してから座るようにし、「私は、新郎の学校時代の友人です」などと簡単に自己紹介し合ったり、話しかけられたら、にこやかに、しかし控え目に応対します。
仕事の話や込み入った話は避け、おめでたい席にふさわしい話題を選ぷように、気を付けます。
大声をあげたり、やたらとはしゃいだり、だれかれとなく名刺の交換をしたりすることは、避けなければなりません。
いすやソファが十分にない場合は、目上の人や年配の人、女性客などを優先し、若い男性はなるべく遠慮するように心掛けたいものです。
控え室で待つ間に、色紙にサインを求められることもあります。
心のこもった温かい言葉を用意し、新郎・新婦に祝福のメッセージを書くようにします。
会場の席次表が控え室に用意してある時は、自分の席がどこにあるかよく確かめ、会場に入ってからまごつかないようにしておきましょう。
JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル